クリスマスの季節を迎えると街のあちこちでクリスマスツリーや様々なデコレーションがなされ、歩くだけで心が踊ります。そして美しいイルミネーションが灯される夜にはロマンティックな気分が高まり、クリスマスシーズンという1年でも特別な温もりのある時期を愛しく感じる人も多くいらっしゃることでしょう。

さて、クリスマスの飾りものとして親しまれているのが、クリスマスツリー。日本で初めてお目見えしたのは1860年、東京にあったプロイセン王国公館でのこと。当時のオイルレンブルク公使によってクリスマスツリーが飾られたそうです。
日本人によるクリスマスツリーはスーパーマーケット「明治屋」が1886年12月7日、横浜の店舗で飾ったものが最初。それを記念して毎年12月7日は「クリスマスツリーの日」に制定されています。

代官山にある「クリスマスカンパニー」では1年を通してクリスマス用品を販売

今回は編集部で温もりのあるクリスマスツリーをデコレートしてみました。ツリーにオーナメントを飾るコツやその年のメッセージを伝えるアイテムなどを紹介しましょう。

【準備】
●贈り物の箱を作る
クリスマスツリーの傍に置いて気分を盛り上げるもの。それは「何が入っているのだろう?」と心をワクワクさせる演出に欠かせない、贈り物の箱です。
まずは色々なサイズの箱を用意。それを好みの包装紙で包み、クリスマスカラーの赤色や緑色のリボンをかけましょう。リボンは両端にワイヤーの入ったタイプのものを用いると扱いやすいうえ、動きが出て、スタイリッシュな印象に。

クリスマスツリーのサイズに合う箱を用意し、ラッピングしていく

●クリスマスアイテムを一堂に集める
クリスマスツリーの飾り付けを行う前に主役のツリーをはじめ、オーナメント、置物などをアイテム別に並べてみましょう。大きさや色合い、配置など、ツリーを中心に据えた時のイメージが膨らみます。

ツリーを飾る場所の近くに並べたクリスマスアイテム

【飾り付け】
●同じ種のオーナメントは大小を用意
使用したツリーは1年を通してクリスマスグッズを扱う、代官山の「クリスマスカンパニー」で購入した約47cmのもの。メインのオーナメントには金色と赤色の球形を選びました。ツリーに飾る時にはあえて違うサイズの球形を用いることで躍動感が生まれ、遊び心を感じさせます。

様々な大きさの球形オーナメントをメインにデコレート

●その年のメッセージを伝えるシンボルを
このクモのオーナメントにはウクライナへの祈りが込められています。実はウクライナではクリスマスツリーにクモやクモの巣を飾る習慣があるのです。この国に早く平和が戻り、人々が笑顔でクリスマスを迎えられますように…。ツリーにその年のメッセージを伝えるシンボルを取り入れてみませんか。

●サンタさんへのおやつもお忘れなく
ステキな贈り物を運んでくれるサンタさん。トナカイのソリを乗りこなし、煙突からやって来るから、おおいに体力を使うことでしょう。そんなわけで疲労回復には甘いものを! 私たちがサンタさんへのおやつに選んだのは「ショコラ ベルアメール」の直径約6cmの円型チョコレート「パレショコラ」(1コ 314円)。色彩豊かで口に入れた時の驚きと喜びをサンタさんに贈ります。

円形の美しいチョコレートをサンタさんの前に

今回、クリスマスツリーを撮影した場所は株式会社アイネストがプロデュースした世田谷区三軒茶屋にある住宅。 三軒茶屋駅から徒歩約6分の立地にあり、駅前の喧騒を離れた静かな住宅街に建つ、3階建てです。
ツリーを飾ったのは2階のキッチンとリビングルームの間に配されている窓台。やわらかな自然光を室内に取り入れる設計がなされています。奥行き約20cm、外部の気配をさりげなく伝える趣のある窓にはフロスト加工を採用。脇にはめ込まれているのはシックな色調のタイルで、シンプルな窓辺周辺に洗練とモダニティーを演出しています。

時を超えて愛され続けるクリスマスツリー。
ホリデーシーズンに飾って、笑顔いっぱいのクリスマスをお迎えください。